車中泊での調理・調理器具選び方と火の取り扱いの注意点

車中泊時の車内での料理を作るとき等、皆さんはどうされていますか?
また、加熱調理器具はどの様なタイプをお使いでしょうか?
熱源から車内の壁、天井までの間隔、換気は充分にされていると思い
ますが、大体これ位の感覚的な感じで去れていませんか?

車内で使用可能な燃料

固形燃料、アルコール、ホワイトガソリン、ガス、電気等があります。

炭、練炭等は煤、煙、それに危険な一酸化炭素の発生がありますので
使用している方はいないと思いますが (^^;

固形燃料

出典:http://100s.siso-lab.net/solid-fuel-yuei-20g-5p/

炎の熱は30㎝位までとどき、固形燃料を燃焼させるコンロ面は40℃位
まで熱くなるので、天井までの高さは最低でも80㎝は必要と考えて方
がよさそうです。
また、底の部分も熱く為るので鍋敷き等の耐熱対策が必要です。

コンロは耐熱の茶碗を古い手鍋に入れ、焼き網等を五徳の代用として
使用すると、鍋等が安定して使えて手鍋に入れて使用すれば蓋をして
火を消す事も容易に出来ます。

25gの固形燃料で20分程度の使用が可能です。
200㏄の水を沸騰させるのに7分位かかります。

※ 固形燃料は物により燃焼時にかなり匂いを発生する物もあるので
充分な換気が必要です。

アルコール・ストーブ

出典:http://yamatabi-lodge.com/2014/11/27/post-1491/

火力が安定するのに数分かかり、日中は炎が見え難いのが難点、コンロ
自体もかなり熱くなるので底面の遮熱対策や、風の影響も受け易いので
風除け対策も必要です。

炎の熱は40㎝位まで届きますので、天井までの高さは、やはり80㎝位
は必要と考えた方がよさそうです。

使用する際は、固形燃料と同じで古い手鍋等を利用して鍋の中に入れて
使うと万が一車が揺れてコンロが転倒しアルコールが漏れた場合、火災
や延焼の防止にも為ります。

200㏄の水を沸騰させるのに7分半位かかります。

※ アルコールは揮発性が高く夏場等、車で移動する際にも注意が必要
で引火の危険性もあるので車内での使用はお勧めできません。
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ホワイトガソリン・ストーブ

出典:https://blog.goo.ne.jp/nisidadajpjp/e/fbc2f4342ee051db1cf4d897cff9d6f2

アウトドアでおなじみのガソリン・ストーブでホワイトガソリンを使用
しているので小型でもかなりの火力があります。

冬場のキャンプでカセットガス等は外気温が低くなると充分な火力が得
られ無い事もあるのですが、ガソリンストーブは外気温に左右される事
無く使用できます。
難点は、ポンピング(加圧)とプレヒート(ガソリンを気化させるのに余熱
する)等のひと手間が必要で、充分にプレヒートが出来ていないと火力が
安定するまでの数分間は、かなり高く炎が上がり天井が高い車でも天井
まで炎が達する危険性が有るので車内での使用は危険です。

火力が安定しても、45㎝位の高さまで炎の熱が上がるので、天井高の
低い車は天井が焦げるてしまう危険があります。

200㏄の水を沸騰させるのに2分半位かかります。

OD缶(アウトドア缶)ガスバーナー

出典:http://shikushiku.naturum.ne.jp/e2207825.html

OD缶使用のガスバーナーは、低い外気温でも火力が落ちずに使用できて
ワンタッチ着火、火力の微調整も容易です。

アウトドア専門店かアウトドアコーナーがあるホームセンター等しか取
り扱いがないのが難点です。

火力を最弱にしても、炎の熱が45㎝位まで達しますので、天井高の低
い車は天井を焦がす危険が有ります。

車内で使用するには、オバースペック気味で、五徳もアタッチメントを
変更したり金網等を使用して安定を図ったり、鍋等を置くと重心が高く
なるのでOD缶の底にもアタッチメントを使用して缶底を広くする必要
があります。

200㏄の水を沸騰させるのに3分半位かかります。

CB缶カセットガスバーナー

出典:http://tobinuke.sakura.ne.jp/2009/12/イワタニ-カセットガスジュニアバーナー/

価格も手ごろでコンパクト、火力調整も容易で五徳も広く大き目のフラ
イパンや鍋を使用しても安定性があります。

火力を弱にして40㎝弱位まで炎の熱が達しますので、天井まで80㎝
位の間隔が必要と考えた方がよさそうです。

因みに何も載せていない状態でガスバーナーから80㎝の天井温度は30℃
位になっている様です。

但し、このタイプのガスバーナーは鍋やフライパン等の調理器具を載せ
長時間使用すると、鍋やフライパン等の輻射熱で、ボンベ、テーブルが
50℃位まで達する事があるので、テーブルやボンベに遮熱対策をする
必要があります。

五徳とボンベの間に遮熱版が取り付けてあるタイプも販売されています。

200㏄の水を沸騰させるのに約3分半位かかります。

カセットガスコンロ

出典:https://camperman.blog.fc2.com/blog-entry-87.html

皆さんが一番重宝して使用されているのがカセットガスコンロだと思い
ますが、火力を強にして温度を計測してみると意外な事に炎の熱が50

までに達していて天井まで80㎝あって窓を開けていても、40℃位に
なっています。

天井の低い車だと天井にも遮熱対策が必要です。

安定性もあり使い勝手の良いカセットガスコンロですが天井の低い車で
使用する場合は、コンロと天井の間にガスレンジの周りに使用するアル
ミ製の遮熱板などで遮熱対策を忘れない様にして下さい。

200㏄の水を沸騰させるのに約2分半位かかります。

電気炊飯器

DC12V用の炊飯器は一酸化炭素中毒や車両火災の心配もないので安心で
すが時間が掛かるのが難点ですがシガーソケットから電源を取り移動中
にスイッチを入れて使用するのがお勧めです。
因みに、200ccの水を沸かそうとすると15分位経過しても60℃位にしか
なりません。

車中泊時の車内での火の取り扱いの注意点

服装
燃えやすい、毛糸や毛ば立ったフリース等は、避ける事

換気
前後の窓を開けて換気をする事

器具
安定性の良い器具を使用する事

燃料
揮発性の燃料は、極力避ける事

車は風でも揺れたり、また同伴者がいる場合は同伴者の動きでも揺れた
りします。

万が一加熱調理時に、鍋等が揺れて転倒したり火元器具等が倒れた場合
を考えて加熱調理の際は、テーブルと火元器具の間にアルミ製やステン
レス制の少し深めのトレー等を用いて、万が一の対策をして加熱調理を
する事をお勧めします。